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HIV感染は人体からのHIVの排除が出来ないため不治の病との認識されがちですが、医学の進歩で感染しても早期発見及び早期治療によりエイズの発症を遅らせることが可能となり長期間普通の生活を営むことが可能となりました。

日本のHIV感染尾発生動向は、20代から30代までの若年層が多くを占め感染経路別に見た場合、性的接触が大半を占め、特に、日本人男性が同性間の性的接触によって感染する事例が増加しています。

毎年新たにHIVに感染する方は1000人から1500人で推移し、新たにエイズを発症される方は400人から500人で推移しています。

世界的にはHIVに新たに感染している方が210万人で現在陽性者は3670万人に達しエイズで亡くなった方は110万人となり、世界中で3670万の人々がHIVと共に暮らしています。

1日当たり15歳から24歳の若者が1500人程感染している計算になり、HIVの感染拡大から累計で3500万人がエイズにより亡くなりました。

日本ではエイズを発症して、初めてHIV感染を知る人が全感染者の中の3割おり、この方々も早期発見をして早期に治療を開始していればエイズの発症ができたはずです。

だからこそ、それぞれの立場から「予防」「検査」「治療」「支援」「理解」という具体的行動をとることが求められ一人ひとりがHIV感染症・エイズの正しい知識を得て、5つの行動を実施していくことが重要なのです。

エイズとHIVの違い

HIVとは

体には様々な病原体から体を守る免疫と呼ばれる機能があり、HIVは、この免疫機能の中心的な役割を担うヘルパーTリンパ球(CD4細胞)と呼ばれる細胞に感染し破壊するため、時間とともに免疫力を低下させていきます。

HIVに感染して2~4週間後に発熱、リンパ節の腫れ、頭痛など、風邪に似た症状が出る場合がありますが、ほとんどは症状がありません。

感染後6~8週間で血液中にHIVに対する抗体ができますが、自覚症状のないまま数年間の潜伏期間(無症候期間)に入ります。

症状が出なくても、HIVはHIV感染者の血液・精液などに含まれていますから、これらが直接からだの中に入れば感染する可能性があります。

エイズとは

エイズ(後天性免疫不全症候群)は、HIVに感染することにより免疫力が低下し、健康な状態であれば自分の力で抑えることのできる様々な病気を発症する状態を指します。

AIDSは、Acuired Immuno Deficiency Syndrome の頭文字を取ったもので、それぞれ 後天性 免疫 不全 症候群 を意味します。

免疫力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の疾患を発症するとエイズ発症と診断されます。

HIVの感染経路

HIVは感染すると除去できない恐ろしいウィルスですが、感染力は弱く、性行為以外の社会生活のなかで感染する可能性は低いです。

性行為による感染

性行為による感染が最も多く、HIVが主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれることから接触することで感染します。

HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口に接触することで感染します。

そのようなことから完全ではありませんが、性行為の時にコンドームを装着することでHIVの感染確率を大幅に低下させます。

血液を介しての感染

HIVに感染者の血液の輸血や、覚せい剤などの注射の回し打ちによる注射器具の共用などによって感染します。

日本では、献血された血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されており、感染の可能性はありません。

母親から赤ちゃんへの母子感染

母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあり、これを母子感染と言い母乳による感染の例もあります。

日本では、お母さんがHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1パーセント以下に抑えることができます。

HIV感染を予防するには

HIV感染の最も多い感染経路は性行為なので、性行為の時にコンドームを使用し、パートナーに使用してもらうことが重要です。

HIV感染症の治療

HIV感染症の治療は作用の異なる3剤以上の抗HIV薬を併用して服薬します。

いまのところ、からだの中のHIVを完全に取り除く治療法はありません。

しかし、医学の進歩によって、エイズを発症する前に適切な治療を受ければ、感染前と変わらない日常生活を送ることができるようになりました。

また、HIV感染症の治療には社会保障制度があり、経済的負担が軽減されます。

HIV検査

HIV感染に特徴的な症状が無いので、感染したかどうかを調べるためにはHIV検査を受けるしかありません。

HIV検査は、エイズの原因ウイルスであるHIVに感染しているかどうかを調べる検査で血液を採取して、血液の中にHIVに対する抗体があるかどうかを調べる「抗体検査」が一般的です。

検査を受ける時期

HIV感染初期には、ウィンドウ期と呼ばれる検査結果が出にくい時期があるので、感染の可能性のある機会から2ヵ月以上たってから検査を受けると良いでしょう。

もし陰性と出てもその結果を最終的に確認するためには、感染の可能性のある機会から3ヵ月以上たってからの再受検が必要となります。

HIV検査を受ける場所

HIV検査は全国のほとんどの保健所で受けられます。

しかも無料・匿名です。自分の住んでいる地域以外の保健所でも受けられます。

HIV感染の心配が少しでもあれば、検査を受けてください。医療機関でも希望すれば受けることができます。

また、自宅で受けられる、郵送検査というシステムもあります。いずれも有料(5,000円~10,000円くらい)です。保健所=+HIV感染は献血では分かりません。検査目的の献血は、絶対にやめましょう。無料匿名

保健所の検査保健所などの無料・匿名検査には、「通常検査」と「即日検査」があります。通常検査では、結果は1~2週間後に分かります。即日検査は、陰性の場合、その日のうちに結果が知らされます。

保健所によって検査日時は異なり、予約が必要なところもあります。事前に確認してから受けるようにしてください。

受けようと思ったときが、受けどきです不安に思ったら、いつでも検査を受けてみてください。

HIV感染は検査を受けないと見つけることはできません。

また、検査の前には必ず説明がありますし、その場で相談もできます。HIV感染症・エイズの正しい知識や感染の早期発見、予防についての情報を知ることができます。

郵送検査

郵送検査は、時間や場所を選ばないという病院や保健所に行きたくない人にはメリットもあります。

郵送検査は「感染している可能性」の有無を調べる、予備的なスクリーニング検査ですので、検査の結果が陽性の場合はあらためて医療機関等で検査を受けましょう。

検査や疾病のことをじゅうぶんに理解し、自分に合った方法を選部と良いでしょう。