エイズはとてもうつりにくい病気で、感染経路も限られたものなので、予防方法だけみればとても簡単ですのでぜひご紹介します。HIVの感染経路にはいくつかありますが、私たちにとって最も身近で関係の深いものは性交渉でしょう。

感染原因No.1は性行為

現在、HIV感染者の9割近くが性行為によるものです。性交渉での予防はとっても簡単、「必ずコンドームをつけましょう」。膣性交はもちろん、アナルセックスでもオーラルセックス(口腔性交)でも、コンドームは正しい使用方法を守って使うことが大事です。

以下要点をまとめます。

・最初から最後まで使う(カウパー腺液、いわゆる“先走り”にもHIVが含まれています)

・開けるときに爪や歯で傷をつけない(開けにくいからといって口で破かないようにね)

・表裏を間違えない(ゴムの巻き方に注意)

・二重にすると外れたり破れやすくなるのでやめましょう

・射精したら根元を抑えてすみやかに抜く

・なるべく新しいものを使う(お財布などに入れっぱなしのものはゴムに傷がつくことがあるので、止めておきましょう)

改めて挙げてみると、当たり前のことばかりですね。

しかしながら、HIVは感染力も低く予防方法もはっきりしているのに、いまだに感染者は増え続けています。

それはやはり、「エイズは特別な病気だ」と思っている人が多いということです。“知識”としては知っていても、実践できなければ予防になりませんので、面倒くさがらずに「楽しく」コンドームを使用する方法を考えてみるのもいいですね。

母子感染の予防方法

HIVに感染していることに気づかずに出産した場合の赤ちゃんへの感染確率は13~48%と非常に高くなっています。

乳児はもともと免疫力が低く、かつ感染者である母親と長時間接触するために感染するリスクが高くなってしまいます。

母子感染の経路としては、出産時の産道感染、母乳からの感染、胎内感染など様々な経路で感染する可能性がありますが、現在では適切な対策をとることで感染率は1%以下まで下がると言われています。

母子感染を防止するための予防策としてはどんなものがあるでしょう?

・妊婦健診を受ける(妊婦さん同意の下、HIV検査を受けられます)

・妊娠中に抗HIV薬を服用する(胎内感染の予防)

・陣痛前に帝王切開で出産する(陣痛がきて出血してしまう前に赤ちゃんを取り出す)

・人工授乳(母乳は与えず、粉ミルクで育てる)

HIV感染者は今なお増えており、しかも若年層ほど女性の割合が高くなっています。

大半の女性はHIVに感染していることに気づかずに妊娠してしまいます。しかしお母さんがHIVに感染していたとしても、妊娠初期であればその後の治療によりほぼ100%子供にうつすことなく出産することも可能です。

まずは大事なことは、妊婦健診でHIV検査を受けることですね。