告知を受けた医師と相談しましょう。

保健所や医療機関では、相談・カウンセリングができます。

治療方法は進歩しています… 早期発見と適切な医療を受けることがとても重要です。

○ HIV 感染症を完全に治す薬はまだ開発されていませんが、複数の薬を組み合わせて服用することや、日和見感染症の予防方法の進歩で、エイズの発症を抑えながら、感染する前とほぼ同じように生活することができます。

○薬の進歩により、以前に比べて、1 回の服薬錠数、1 日の服薬回数、副作用なども少なくなってきました。

○早期発見ができると、医療機関で定期的に経過をみながら、適切な時期に服薬治療を開始することができます。○多くの HIV 陽性者が、医療を受けながら社会で活躍しています。

ご本人をはじめ、ご家族やパートナーなど周りの人にとってもつらくショックなことだと思います。

でもご本人をもっとも理解できるのは、家族やパートナーの方です。

主治医や保健所なども相談に乗っているほか、NPO・NGOなどが実施している相談窓口もあります。

IVに感染していても、治療をしながら、感染する前とほぼ同じように生活することができます。

しかし、多くの HIV 陽性者は、HIV /エイズに対する根強い誤解や偏見への不安から、必要がある場合でも HIV に感染していることを職場に告げられずにいます。

HIV/エイズについての正しい理解に基づいた、職場でのちょっとした配慮があれば、働きやすくなる HIV 陽性者がたくさんいます。

HIV陽性者が働きやすい職場は、例えば病気や障がいを持つ人など、すべての人にとって働きやすい職場です。

HIV陽性者と仕事・就労時間

働き盛りの男性が多いHIV陽性者。 その大半は世帯主として家計を支えています。

調査(※)によると、8 1.4%の人は自営業、正社員、公務員、派遣などとして、医療・福祉・小売・飲食・教育など多様な業種で働いています。

そして、その中で雇用されている人の89.4%は、週に5日以上働いているということです。

HIV陽性者にとって通院は不可欠

H IV陽性者にとって、規則正しい服薬はもちろん、定期的な通院もとても大切なことです。

1~3ヶ月に一回程度、病院で診察を受け、免疫状態と薬の効果・副作用を調べることで、体調を維持することができるのです。

よって、職場では、定期的に通院日が確保できるよう配慮するとよいでしょう。

調査(※)によると、HIV陽性者の23.7%が月に一度、73.6%が 2~3ヶ月に一度通院しています。

治療について

H IVとは、エイズの原因となるウイルスのことです。

HIVに感染すると、数年から10数年くらいの年月をかけて免疫力が低下し、通常では生じない肺炎などが引き起こされます。

これを「エイズ発症」といいます。

しかし、最近はより短い期間で発症するケースも報告されているので、早めに感染に気づくことが大切です。

HIV陽性者は、ウイルスが血液中で増えるのを抑えるために、薬を定期的に服用します。

服薬をするとHIVの量が、検査で測定できないほどのわずかな量にまで抑えられます。

現在は薬剤の開発が進んでおり、たとえHIVに感染しても治療により感染前とほぼ同じ生活を送ることができますので、早めに感染を知って治療を始めることが肝心です。

障害者認定を受けて医療費助成

HIV陽性者は、免疫機能の程度に応じて「免疫機能障害」として身体障害者手帳を申請することができます。

身体障害者手帳が交付されると、医療費助成などのサービスが利用可能です。

現在、多くのHIV陽性者が身体障害者手帳による医療費助成制度(自立支援医療:更生医療)を利用しており、月々の自己負担額は0~2万円です。

HIV感染者とエイズ患者を支援する団体